一生懸命に勉強している

【仁義なき中学受験2】テストで30点、先生と面談で話し合った

前回、念願のクラスアップを果たした息子でしたが…

中学受験進学塾に通う6年生の息子が、なんと上から2番目のクラスにアップ。

しかし前途は多難そうです。。。

クラスが変わって2回目の定期テストの日、テストが終わった位の時間に息子から電話がかかってきました。

(息子)「お母さん、どうしよう…。」

(私)「どうしたの?」

(息子)「今テストの答え合わせしたんだけど、算数、30点だった…。」

(私)「・・・・・・・(絶句)…」

30点!150点満点のテストで、点数30点! しかも上から2番目のクラスで。

塾では毎週、ならった単元をどのくらい理解しているかを測るテストを行います。

そしてそのテストの点数を元に、塾のクラスわけがされるのですが…

こんなとんとん拍子、おかしいと思ったんよ…

やっぱりトラップがあったか、神様〜…

授業を欠席し、テスト30点。

息子は算数が大の苦手。

塾のクラスが上に上がったのはよろこばしいことなのですが、同時に授業も「できる子向けの授業」になり、基本的な説明は省かれ、頭の回転の早い子供のみついていけるスピードの教え方になるのでした。

加えて息子は、算数の1回目の授業を学校行事で休んだため、今週の出題単元の理解は確かに心配していたのですが…

(私)「だから欠席授業の勉強、ちゃんとしとけって言ったのに!」

(息子)「…ぐぅぅ(言い返せず)」

得意の国語と社会の暗記だけで、ここまで来たものの、やはりトップ2クラスの算数の問題は難しかったようです。

塾では、下のクラスでは基礎レベルの、上のクラスでは応用レベルの問題が出題されるのでした。

テストの結果はすぐにでないため、その日は余計な動きはせず、対策はテスト結果が出た後の明後日に練ることにしたのでした。

なんと席順最下位に…

そしてテスト結果が出た後初の塾の授業の日。

息子から迎えの要請のTelで。

(息子のしょんぼりした声)「お母さん、、僕、席一番後ろだった…」

(私)「…(再び絶句)」

塾は毎週のテストの成績順に席順が決まるという不文律があり、席が一番後ろ = 最下位という事です。

これはヤバい。

せっかく念願かなってクラスが上がった息子です。

息子の友人などで、クラスダウンを体験した子を何人か知っているのですが、クラスダウンは子供のモチベーションを一時的にではあるものの著しく下げることを知っています。

『息子はレベルの高いクラスの授業について行けていないのかもしれない。どうすれば授業についていくことができるのか』

動きのにぶい母の脳も、さすがに回転をはじめます。

『最下位は間違いなく次のクラスダウン対象。わかりやすいクラスに戻れるクラスダウンは悪いことではないが、落ちるなら早い時期に落としてほしい』

『解決方法もみつからないし、先生に相談してみよう!』

打開の糸口を見つけるべく、私は塾の算数担任の先生と面談をすることにしたのでした。

先生との面談。成績アップへの道を探る

塾の算数担任は、若い女性の先生でした。

まずいきなり先生からの軽いアッパーがきます。

(先生)「息子さんとは昨日お話しさせていただきました。算数の授業後の復習を当日中にやっていないそうですね。やはり上のクラスになったら、今までと同じ行動ではいけません。今まで以上の学習が必要になります。ちなみに上のクラスのお子さんはみんなやっていますよ。。。」

(私) 「… (そ、その通り…→何も反論できず)」

(私、しょぼんとしながら) 「…きっと上のクラスのお子さんたちは、さぞかしみんなしっかり勉強するんでしょうね…」

(先生)「実はそうでもないんですよ。ぼーっとする時間が、Tくんよりちょっと短いくらいで(実はこの前に、気が抜けると際限なくぼーっと過ごすTの話をしていた)。」

(私)「…… そうなんですか!(トップクラスの子も子供らしい面はあるのね!)」

そして今日大一番の疑問をぶつけてみる。

(私)「先生、Tは授業についていけてるんでしょうか?5年の始めに上のクラスだった時も、授業の内容が理解できてなかったみたいで、下のクラスに移ったらわかるようになったみたいなんですが、本人に聞いても『大丈夫』としか言わないんです」

(先生、目を反らしながら)「…それは確かにあるかもしれません。授業中のTくんを見ていると、板書を一生懸命に写しているんですが、他の子のペースより遅いんです。それで理解しないまますぐ次の問題に移ってしまうので、正直、苦しそうですね…』

どうやらクラスの子は頭の回転がみんな早いらしく、そこについていかなくてはならない平凡な理解力の息子…つ、つらい…(T ^ T)

(私)「先生、どうしたらいいんでしょう?宿題をやるにも、難しいのと量が多いのでいつもウンウン言いながら頑張るんですが一向に終わらないんです…」

そして算数が終わらないために社会も国語も理科も全部手をつけられないんですよ〜…

(先生)「まず基礎ができていないと、応用問題も解けないので、(応用問題の)宿題より優先して、基礎問題を宿題としてやってもいいですよ。」

(私)「!」

(先生)「そして算数の宿題だけを一気にやらせないように。飽きて集中力がなくなってしまうので、他の教科と併せてやっていきましょう。社会+算数で30分でやる、など時間も決めましょう。」

(私)「先生〜、ありがとうございます。さっそく今日からスケジュール組み直します!」

さあ、そうして迎えた一週間後の定期テスト、算数の結果はいかに…

(【仁義なき中学受験3】につづきます)

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